受注番号ガイドライン

目次

はじめに

プロジェクトにて作業を行った場合には直接経費として作業実績に受注番号を記述する必要があります。
作業形態としOJTや不具合対応も含みます。
また、受注番号を取得している作業以外を行った場合には全て間接経費として扱うために決められた番号を作業実績として記録する必要があります。

受注番号のコード体系

受注番号7桁

受注番号のコード説明

直接経費の受注番号をコード体系毎に説明します。
項目名
桁数
詳細内容
年度
年度を1桁で表します
連番
プロジェクト固有の番号(1から連番)
枝番
0  :通常
A〜L:売上と原価(作業)が一致しない場合に対応づけを月に合わせてAを4月、Bを5月、…Lを12月として使用
(ユーザの締日が自社と異なる毎月または隔月検収の受注)
作業形態
0  :通常
X  :OJTを目的としてプロジェクトに参加場合に使用。原価計上なし。
Y  :検収が終了した後に不具合等の対応をしや場合に使用
Z  :保守契約を一括で売上を行った場合にその売上月以降に保守作業を行った場合に使用
Q  :プロジェクト分析会を行った場合に使用します。但し、プロジェクト自体が開発プロセスの適用を受けている場合には使用しません。

枝番の使用例

枝番の使用例を以下に示します。
例番 内  容
EX1 ユーザ締日:月末 売上:毎月同月 連番:0001 4月1日より1年契約の場合
・4月作業:[5000100]、5月作業:[5000100]・・・3月作業:[5000100]
EX2 ユーザ締日:月末 売上:毎月翌月 連番:0001 4月1日より1年契約の場合
・4月作業:[50001A0]、5月作業:[50001B0]・・・3月作業:[50001L0]
EX3 ユーザ締日:20日 売上:毎月 連番:0001 3月21日から1年契約の場合
・3/21から4/20の作業:[50001A0]、4/21から5/20の作業:[50001B0]・・・2/21から3/20作業:[50001L0]
EX4 ユーザ締日:20日 売上:2ヶ月毎 連番:0001 3月21日から1年契約の場合
・3/21から5/20の作業:[50001A0]、5/21から7/20の作業:[50001C0]・・・1/21から3/20作業:[50001K0]
※枝番は売上対象となる最初の月に対応させます。(3ヶ月毎で1年の場合には4月(A)、7月(D)、10月(G)、1月(J) )
※売上が急遽次月にまとめられた場合にも上記と同様に扱う必要があります。

受注番号運用上の注意

間接経費の種類

間接経費の種類は以下のように分類する。

社内活動

QCD活動とそれ以外の社内活動(新人研修、社内システム開発など)に分類されます。
QCD活動
その他社内活動

勉強会

社内の各種勉強会実施と社外セミナー参加を含む自己啓発に分類されます。
社内勉強会開催
社外セミナー参加を含む自己啓発

間接作業

課会や部会などの各会議や間接業務(事務処理、雑務、個人面談、査定作業等)

営業活動

見積もりや受注前の打ち合わせなどのプリセールス活動

その他

休憩(昼の一時間除く)、私用、移動時間など
移動時間を利用して自己啓発等の行った場合には自己啓発の番号を使用します。
移動時間は出向や派遣などで作業場所が社外の場合に自社勤務の場合との通勤時間の差を入力します。

まとめ

受注番号の集計は全て、プロセス改善活動の分析値として用います。
その為にも正確な時間及び番号を入力するように心がけるように願いします。