プロジェクト分析会運用ガイドライン

ガイドライン進捗管理ガイドラインプロジェクト分析会運用ガイドライン1
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はじめに


プロジェクト分析会で使用されるシートに「プロジェクト分析会管理」シートと「カイゼンシート」があります。 この2つのシートはデヂエを使用して管理を行います。
本ガイドラインではこの2つのシートの運用方法について記載します。

※課題管理およびリスク管理はITSに含まれます。ITSのヘルプを参照してください。

分析会の流れ

分析会の流れは以下のようになります。


プロジェクト分析会開催の予定を計画

プロジェクト計画時など、主なマイルストーンが計画された際にあわせて分析会の開催を計画します。
また、マイルストーン間で定期的に実施することも検討しあわせて実施を計画します。
プロジェクト計画が変更された場合に、合わせて分析会の日程も変更されます。

プロジェクト分析会実施

分析会を実施します。 ※詳細はプロジェクト分析会ガイドラインを参照

実績結果の記入

実施の実績および分析内容の概要を記載します。
プロジェクト終結まで計画したとおりに分析会を実施します。

プロジェクト終結

プロジェクトの終結により分析会が終了します。
カイゼンシートから良かった改善項目(グッドプラクティス)を収集します。

シートの説明

プロジェクト分析会で使用されるシートは以下のものがあります。

プロジェクト分析会管理

プロジェクト分析会の開催予定、およびその実績を管理します。

カイゼンシート

プロジェクト分析会であげられた改善項目について記載します。
課題は別途ITSでの管理対象となります。
プロジェクトの改善活動を推進することはもちろんですが、プロジェクト完了後に、改善点を収集することで組織におけるベストプラクティスの収集することも目的のひとつとなります。

プロジェクト分析会管理シートの項目


デヂエのプロジェクト分析会管理シートは以下のようになっています。

一覧


詳細


それぞれの項目については以下の内容を記載します。

開催予定日

計画された開催予定日を記載します。

開催実績日
開催された実績日を記載します。
実績日を記載した際に報告メールが自動配信されます。

参加者

分析会へ参加したメンバーをすべて記載します。

欠席者
分析会を欠席したメンバーをすべて記載します。

備考

自由に記載してください。
特定のマイルストーンの場合はマイルストーン名などを記載します。

プロジェクトステータス

ITSの実績を集計した画面を登録します。

添付ファイル
その他、分析会で使用した資料、分析結果などを添付します。

PO名

プロジェクトオーナー名を記載します。

POコメント

プロジェクトオーナーが分析会に対してのコメントを記載します。
開催実績の確認を行った際にあわせて記入します。

PO確認日

プロジェクトオーナーが開催実績を確認した日付を記載します。

PL確認日

POコメント入力後PLが確認した日付を記載します。

分析/考察

分析会で行った分析結果、考察を箇条書きで記載します。
自由に記載してください。

対応

分析/考察にたいして必要な対応を箇条書きで記載します。
自由に記載してください。

プロジェクト分析会管理シートへの記入

プロジェクト分析会の計画から実施において、管理シートへ記入する項目を説明します。
また、それぞれの報告についてはデヂエへの登録や編集時に自動的に送信されます。
別途報告メールはなど不要です。

プロジェクト分析会の計画時

プロジェクト分析会管理シートに新規でレコードを追加してください。
入力必須項目は開催予定日とPO氏名です。
プロジェクトにおける重要なマイルストーンなどについては備考に記載してください。
プロジェクト計画時に決定した分析会の実施予定はすべて記載してください。

プロジェクト分析会の予定変更

開催予定日を修正してください。

プロジェクト分析会開催後の実績の記入

プロジェクト分析会開催後に記入する項目は、開催実績日、参加者、欠席者、プロジェクトステータス、分析/考察、対応です。
プロジェクトステータスについては。。。の手順で作成し、ファイルを添付します。 また、分析会で使用した資料などあればまとめて圧縮して添付ファイルに追加してください。

プロジェクトオーナーの確認

実績記入後にプロジェクトオーナーによる確認を行います。
その際にはPO確認日、POコメントを入力してください。

プロジェクトリーダーの確認

プロジェクトオーナーにより、コメントが記載された後、プロジェクトリーダーはコメントの内容を確認し、PL確認日に確認した日付を入力してください。

カイゼンシートの項目

デヂエのカイゼンシートは以下のようになっています。

一覧


詳細

※一覧と同じ項目のであるため省略。
それぞれの項目については以下の内容を記載します。

状態

Try-Keep-ProblemおよびFailの4つの状態を記入します。

提案日

最初に改善点を記載したした日付です。
ひとつの改善点に対して対応策を複数実施した場合も同じ日付が入ります。

更新日

最後に状態を更新した日付を記載します。

改善点

Problemの内容を記載します。

対応策

改善点に対しての対応を記載します。
対応策がない状態がProblemとなります。
対応策を記載した場合は状態はTry-Keep-Failのいずれかになります。 また、ひとつの改善点に対して複数の対応策を実施する場合は1つの対策について1つのレコードを登録してください。
その際の改善点は同じ内容を記載します。

担当者

対応策を実施する対象者を記載します。
特定メンバーの氏名、メンバー、リーダーなど対象となる役割、あるいは全員など、自由に記載してください。

備考

KeepあるいはFailになった項目についての理由を記載します。
またそれ以外にも特に記載する必要がある項目には自由に記載してください。

カイゼンシートへの記入

プロジェクトにおける改善を行う項目を記載します。
課題やリスクに対する対応は別途管理を行いますのでこのシートには記載しません。

各状態についての記載内容は以下のようになります。

Problem

改善点、提案日、更新日を記載し、状態を"Problem"にします。
この状態は対策を行っていない状態を表しますので、対応策、担当者については記載しません。

Try

実践する対応策を記載し、状態を"Try"にします。
あわせて担当者および更新日を記載します。 ひとつの問題点から対応策を複数実施する場合は複数レコードで登録してください。

Keep

対応策を行った結果、プロジェクトが改善された場合に状態を"Keep"にします。
更新日、および備考を記載してください。
備考にはKeepになった理由を記載してください。
Keepとなった項目についてはプロジェクト完了時にグッドプラクティスとして収集します。

Fail

Tryで行った対応策が不適切であったり、失敗した場合は状態を"Fail"にします。
更新日、および備考を記載してください。
新たにProblemを登録し、Tryを検討します。

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